テレワークや外出制限時には、今までのように自由に行動したり運動することができません。
移動時間が省け、満員電車の負荷がなくなり、集団でのストレス(職場での対人関係など)から開放されるメリットの一方で、長時間のデスクワーク、ディスプレイ作業から、筋骨格系の問題や、眼精疲労・視力低下などの眼科的問題、運動不足からくる体力低下や生活習慣病の悪化、生活リズムの乱れからくる睡眠障害、不安や孤独感からくる抑うつ症状などあらゆる健康障害が懸念されます。
特に1人暮らしの方は、在宅勤務の健康影響が出やすいので注意が必要です。
お子さんと一緒に過ごされる方は、日中にお子さんのお世話や教育サポート、学校のオンライン授業対応、食事の準備などなど、仕事どころではない状況の方も多いと思います。
そんな時にでも、健康を保つための最低限のポイントをお伝えします。
基本は、これまでと同じ「睡眠」「食事」「運動」「+α(余暇や楽しみ)」をバランス良くです!
生活リズム
- 就業時間に合わせて、毎朝同じ時間に起床しましょう。
- 着替えて、身だしなみを整えてから、仕事を始めましょう。
- 食事は3食を基本に。
(インスタントやコンビニ弁当に頼りすぎない。近所の飲食店のテイクアウトやお弁当もお勧め) - 1日1回は外に出で、30分〜1時間程度の散歩や軽い運動をしましょう。(起床後に散歩をして日光を浴びると睡眠リズムが整います)
- 1日中、横になったり、遅くまで寝続けることはやめましょう。
- できるだけ毎日同じ時間に就寝しましょう。
仕事の仕方
- 仕事をする部屋とリラックスする部屋を分けましょう
- 仕事を終えたらPCは閉じましょう(on/offのメリハリを大切に)
- 仕事を終えたらスマートフォンの通知などは切りましょう。
- 職場の人と、仕事内容だけでなく雑談をする時間をつくりましょう(webミーティング等を活用して)
- お子さんと一緒に過ごしている方は、ご家族とよく話し合って、協力し合い、1人で集中できる時間を持ちましょう。
- 管理職の方は、部下への声かけを積極的にしましょう。
(毎朝webミーティングで雑談や体調の確認など) - あれ?いつもと体調がちがうぞ!?気分が晴れないな!?仕事が思う様にすすまないぞ!?と感じたら、上司に早めに共有しましょう。
- お客様はもちろん、共に歩んでいる仕事仲間へ感謝の気持ちをいつも以上に持ちましょう。そして「ありがとう」を気軽に伝えましょう。
病院へのかかり方
- 基礎疾患のある方は、継続的な治療が必要です。薬が不足する前に、受診をしましょう。
- 体調が悪化するまで、あるいは薬が不足するまで、受診を我慢する必要はありません。
- 現在は初診からオンライン診療を利用できます。通院をためらう場合は、利用を考えてみましょう。
- 病院側は3密を避け、感染対策を徹底しています。混雑状況などを確認してから受診しましょう。