前回もコロナウイルスについて少し触れましたが、その時点では私もこのウイルスの怖さを全く理解していない状態で発信したことを恥じております。

今は欧州やアメリカで毎日感染者数が増えていき、世界中で感染者が確認され、イタリアの状況を聞くたびに心が苦しくなります。

ベルギーでは3月12日に政府からの指示により、ロックダウンが始まりました。

最低限の生活以外は外出禁止となりました。
もちろんイベントは全て中止、店舗は基本的に閉まり、飲食店も営業禁止、学校は休校、会社は在宅勤務。
保育園は医療従事者や必要な職種に限り可能ですが基本的には封鎖しています。
マルシェもなく、開いているのはスーパーとパン屋のみ。またスーパーも各個人が1.5m以上の間隔をあけ、30分以内に済ませる事となっています。
外出は運動に限り、外で座っていたりピクニックは禁止です。

市役所や銀行は予約制で、自動ドア横に職員がいて、10分以上手を洗ってはじめて入る事が許可できます。
またガラス板が貼ってあり、感染リスクを減らすため政府は色々な策を立てています。

市民もマスクをして、ゴム手袋をして、時折ゴーグルをしている方も見かけます。

政府は規制をどんどん厳しくしていますが患者数はうなぎ上りに増えており、このままではイタリアのようにベルギーも医療崩壊が起こるのではないかと不安になります。全く車はない道路で頻繁に救急車にだけ遭遇します。

ベルギー人もウイルスに関して自身で勉強している人が増えてきており、仲の良い友人でも距離を置いて生活するようになりました。
各自自覚を持って生活しています。日本もいつこのような状況になるか分かりません。また今回はゴールが明確にはなっていません。

医療従事者は最前線で戦っています。
まだ解決策が見つかっていない中、出来ることは不要不急の外出は避けること、勤務は可能な限り在宅にすること、古典的ですがこの方法が1番安全です。
中途半端な行動は2週間後、1ヶ月後の結果が変わります。
どうかこのウイルスを甘く見ずに過ごして頂けたらと思います。