Q1. 武漢市からの帰国者の中には、無症状でも検査で陽性がでた人がいたとニュースで見ました。湖北省(武漢市含む)以外の中国からの帰国・入国した社員に対して、症状がなくても新型コロナウィルスの検査を受けさせて、陰性を確認できますか?

A1. 無症状の方に検査を受けさせる必要はありませんし、検査を受けることもできません。ただし、最近の状況を考慮すると、健康状態を観察する目的に、2週間の在宅勤務(自宅待機)とする対応が推奨されます。
 新型コロナウィルス感染に係る検査は、インフルエンザの検査キッドように一般化されていないため、通常の医療機関にはありません。国が決めた条件に照らし合わせて、渡航歴や症状から疑いが強い場合、医療機関から保健所へ届出後に検査をするか検討します。検査は、地方衛生研究所または国立感染症研究所で行います。よって、疑いが強くない方は、検査を受けることはできませんし、患者さん又は医療機関の希望による検査は行っていません。
 また、湖北省からの帰国者ではない無症状の方まで医療機関に押し寄せてしまいますと、二次感染のリスク(病院へ行くことで他の感染症になる危険)が高まるだけでなく、より重症で必要な人に適切な医療が届かなくなる恐れや、指定感染症医療機関の負担増等が考えられますので、無症状の方の受診は控えましょう。

Q2.  最近、中国から帰国した家族と同居する社員についてはどうしたらいいですか?

A2. 湖北省からの渡航者、帰国者は行政指導によってハイリスクとされていますが、湖北省以外からの帰国者について、感染のリスクが高いハイリスク対象にはなっていません。そのため、湖北省以外からの帰国者と濃厚接触された労働者に対して、一律に2週間の在宅勤務を命じる必要は原則ありません。
 ただし、外資系企業によっては、本国からの方針で、中国からの渡航者や帰国者と同居する労働者には、大事をとって2週間の在宅勤務の措置をとるところもありますので、各職場の考えに応じて判断する必要があります。迷われる際は、各産業医までご相談ください。