8月に着いた私達家族。手続きの失敗や他小さな失敗を重ねながらも、ゆっくりと生活に慣れていきました。ヨーロッパの夏は湿度が低く猛暑の東京に比べて過ごしやすく、外遊びも快適です。
子供達は学校が9月スタートなので、用事のある日以外はよく近所の公園に行きました。
公園ではよく同じTシャツを着た子供達を見かけました。それは学校ではなく、地域のユニフォームであったり、スポーツクラブであったり。引率者は大学生のような若い子が面倒を見ることが多く、身体を使ってたくさん遊んでいました。
ここベルギーの長期休暇は、週ごとに各地域や、各スポーツクラブがテーマを決めて子供を預かる制度があるのです。例えば1週間は水泳、次は体操教室、絵画教室等。もちろん乗馬などは人気で数分で売り切れるようですが、どこかのクラブには入れるようになっていて、有意義な夏休みになっているようです。
私には3人子供がいて、全員保育園にお世話になりました。保育園というのは本当に出来ている場所で、完全なお休みは年末年始のみで他は開園しています。しかしこちらの国は2歳半までは日本スタイルの保育園がありますが、それ以降は全員幼稚園、小学校に行きます。(こちらの保育園は働いていないお母さんも気軽に預けられる体制があり、日本の保活で疲れ切った私にはびっくりすることばかりです)
日本で働くお母さんには小学生の壁があると感じていました。その大きな要因が夏休み期間で、1ヶ月半もどうやって過ごすのかいつも心配でした。しかしこの国は2ヶ月が夏休みで、しかも保育園は2歳半で終わるのでそこからずっと夏休み2ヶ月の壁が待っています。
ベルギーも共働きが普通で、女性も社会に出ることが当たり前の社会です。
日本のように預かる事をメインに考えたものではなく、子供が楽しめるように週替わりで色々体験出来る制度は良いなと思いました。